自動車保険は適正な加入が鍵!保険の種類を知ろう

知っておきたい自動車保険豆知識

テレビスポットやインターネット上の宣伝画面など、保険に関するさまざまな情報が私達の視界に飛び込んで来ない日はありません。無意識の中、自ずと深層心理の奥底にその存在がインプットされ、次第に自身の自動車保険の加入状況を意識するようになったと語る方も少なくありません。これは保険という形の無い金融商品を「購入」するに際し、非常に好ましい傾向だと言えます。私達エンドユーザーの有する知識がより深くなれば、当然販売する側も相応以上の対応に迫られ、相乗効果的に双方のレベルアップにつながります。

一昔前を見てみると、最初に加入した後は毎年の更新毎に、担当者に全て丸投げか、言われるがまま更新を重ねる、そんな加入者と代理店の関係が多くを占めていました。その間に次々と改善が為され、より万一に即した補償内容が新たに設定されるも、そうした情報が契約者に伝えられるケースは限られていました。これは全てが代理店側の責任とは言えず、私達契約者側の姿勢にも大きな是正点が存在していました。契約内容を正しく理解せぬまま「入らなければならないから」「入っておけば安心だから」というような漠然とした捉え方だけで、大衆に右へ倣え的な加入で安心してしまうケースが多くを占めていたのです。

結果、本当に必要な部分の補償の欠落や、反対に無意味な補償が特約的に付保されているなど、実際のニーズとはズレた内容の契約が、世の中に溢れてしまうに至りました。ですが昨今の来店式代理店が推奨する、各種契約内容の見直しや、インターネットを活用した比較検証サービスを通じ、状況は大きく改善されています。ぜひ皆さんに、最低限押さえておきたいポイントを正しく理解した上で、新規契約や更新に臨んでもらいたく、以下に説明していきたいと思います。

車の種類別で異なる料率設定

皆さんも漠然と「スポーツタイプで派手な原色の車種は割増料金になる」的な予備知識をお持ちかと思います。これは単なる都市伝説では無く、自動車保険という金融商品が有する特殊性に基づく、確固たる根拠に基づいた料率設定なのです。全てのドライバーに該当するとは明言出来ませんが、いわゆる事故の発生率と車種には、一定の明確な法則が歴然と存在しています。ゆったりとしたセダンタイプで白や紺などの地味な色を選択される方と、赤や黄色の2ドアタイプのスポーツカーを好むオーナーでは、果たしてどちらが事故を起こす確率が高いかと問われれば、統計結果なる数字がハッキリとした答えを物語っています。

自動車保険は、事故に遭遇しない、いわゆる優良運転者と言われる方々にとっては、ただ支払い続ける「だけ」の契約であり、金銭面の直接的な見返りはありません。ですがこれこそがベストな状態であり、こうした契約者の保険料は年々安価になって行く配慮と設定が為されています。1度保険金の支払い請求が発生すれば、その金額は決して少額では収まらないケースが大半故、このリスクが高いと判断された型式に対しては、そうではない形式と比較して、高めの設定の料率が用いられています。

その他、自営業の皆様が営業用に運転される場合、何らかのアクシデントが原因で賠償責任を負う、あるいは自身が被った損失を補填する必要に迫られるリスクも見逃せません。プライベート用の付保内容とは異なる補償の必要性を十分理解の上、有事に際しての必要十分な条件を満たす内容かどうかを確かめた上での契約締結が求められます。

安価な負担額を謳う種類の商品に飛びつくリスク

インターネット上の無料見積もり比較サービスの画面などでは、必要条件として車の種類を始めとする幾つかの条件をインプットから、保険料が直ぐに弾き出されて明示され、いわゆる「出来合い商品のデータの抽出紹介」的な印象が否めません。あるいは来店形式の代理店に於けるスタッフとのやりとりに於いても、目の前のパソコンの画面を駆使しての商品説明から、同様の印象を抱いてしまいがちです。

更に一時期と比較すれば幾分収まった感がありますが、契約者が負担額をより安価に抑える行為を「賢い」「正しい」と、これを為し得る事が最優先課題的な風潮が今も根強いという点にも、警鐘を鳴らさずにはいられません。もちろん少しでも少ない経済的負担で必要な補償内容をきちんとカバー出来れば、それこそがベストな加入状況に違いありませんが、あくまで補償内容が適正かつ十分である事が最優先されてこその金銭的負担の軽減でなければなりません。

安価を謳う宣伝文句には、当然誰もが一瞬目を奪われます。自身にとってメリットが十分期待出来る情報を無理矢理スルーする必要もありません。ですが保険料が最初に提示され、その範疇内で収まるように保証内容をカットして行く見直しは、ズバリ誤った行為に他ならず、こうした補償内容では有事に際し、更に困窮してしまうリスクが否めません。月額あるいは年額はあくまで最後に算出されるべき、加入者である私達が負担を必要とする数値なのです。